年をとると腸内環境が変化するの?

一番影響を受けるのはビフィズス菌!

腸内の善玉菌としてとても大事なビフィズス菌は、年齢が上がるごとにどんどん減ってしまいます。

 

乳児のときは、そのほとんどがビフィズス菌だった腸内の細菌も、中高年になると悪玉菌がどんどん増えてしまって善玉菌と悪玉菌の比率が逆転してしまいます。

 

特にビフィズス菌は酸素のあるところでは生きられないため、大腸内にしかいない菌なので普段の食生活で補い補給することができません。

 

ただ、ビフィズス菌の過ごしやすい腸か過ごしにくい腸かで減る速度もかわります。

 

善玉菌がいなくなってしまった腸は、悪玉菌に支配されて最悪の環境になります。

 

加齢と腸内環境

腸の状態は体の免疫バランスにとても影響するため、抵抗力が弱くなり風邪などを引きやすくなったり、ひどくなるとアレルギー疾患や大腸がんなどになる可能性も上がってしまいます。

 

年齢を重ねてもできるだけ良い状態に腸内の環境を整えておくことは大事ですね。

 

 

どうしてビフィズス菌が大事なの?

乳酸菌とビフィズス菌、同じように思っている方も多いですが実は別のものです。

 

違いは、ビフィズス菌は糖を分解するときに乳酸以外に酢酸も生み出すのです。

 

酢酸は、悪玉菌の発生を抑えます。

 

乳酸菌は、それ自体が悪玉菌をやっつけるというよりもビフィズス菌をサポートする役割になります。

 

 

 

 

 

赤ちゃんと高齢者のビフィズス菌保有率はどのくらいちがうの?

年をとるとビフィズス菌が減るということですが、どのくらいの量が減っていくと思いますか?

 

赤ちゃん(乳児)の時が一番多くビフィズス菌を保有していて、そこからどんどん減っていきます。

 

赤ちゃんの時は腸内細菌の90%以上がビフィズス菌です。

 

それが、離乳食がはじまったころからビフィズス菌は一気に減り、子供→成人のころには腸内細菌の約10%程度まで減ってしまいます。

 

特に老人(高齢者)になると、その割合は1%未満になってしまうこともあります。

 

 

腸内環境を悪化させないために気をつけること

 

腸内環境をバランスよく保つためには、腸内細菌のバランスを正常に保つことが大事です。

 

特に、大人は善玉菌が減りやすい食生活や生活環境にいます。

 

意識して生活することで、ビフィズス菌の減少をゆるやかにすることができます。

 

 

ビフィズス菌を減らさないために

 

腸内環境や生活習慣を良くして、腸内細菌のバランスを保つためには、

 

  • お肉ばかり食べない(悪玉菌が増える)
  • ストレスを抱え込まない(善玉菌が減り悪玉菌が増える)
  • 便秘をしない(ビフィズス菌の減少)
  • 運動をする(運動不足からの便秘を防ぐ)

 

このようなことが大事です。

 

ビフィズス菌を増やすために

 

ビフィズス菌を増やすためには、

 

  • 野菜を多く食べる(食物繊維やオリゴ糖がとれる)
  • 発酵食品を食べる(乳酸菌がとれる)

 

などがあります。

 

参考:

 

 

 

また、生きて腸まで届く乳酸菌やビフィズス菌が含まれたヨーグルトやサプリメントなどで補給する方法も、手軽に続けられるため人気です。

 

参考:生きて腸まで届く乳酸菌はどれ?

 

 

 

腸は第二の脳と呼ばれるほど大事な器官

腸はとても大事な器官です。

 

最近では、色々な病気に対抗するために腸の環境がとても大事だということもわかっています。

 

腸は、ヒトの体を守っているリンパ球の60%が集まる「ヒトの体で最大のリンパ組織、免疫組織」なのです。

 

この大事な腸が悪玉菌だらけの悪い環境でいることは、色々な病気を引き起こしてもおかしくありません。

 

バランスのよい食事、ほどよい運動などで腸の健康の悪化を防ぐことはとても大切ですね。

 

 

参考:日本消化器病学会サイト